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【NOVASEED解説】日本産科婦人科学会(JSOG)の2022年データで見る、不妊治療の「現在地」と「次の一歩」

  • 執筆者の写真: NOVASEED
    NOVASEED
  • 2025年10月13日
  • 読了時間: 3分

不妊治療という、先の見えない長いトンネルを歩んでいるご夫婦にとって、正確なデータは「自分たちが今どこにいるのか」を照らしてくれる灯台のような存在です。私たちNOVASEEDが、日本産科婦人科学会(JSOG)の2022年公式データを分析し、不妊治療の現実と希望を分かりやすく解説します。


最初のメッセージ:あなたは決して一人ではありません

何よりもまず、お伝えしたいことがあります。あなたは決して一人ではない、ということです。

2022年の一年間で、日本全国では合計543,630件もの生殖補助医療(ART)(体外受精や顕微授精など)が行われました。

これは20年前の2002年(約8万5千件)と比べて6倍以上に増加した数字です。つまり、不妊治療はもはや一部の特別な治療ではなく、数多くのご夫婦があなたと共に歩む「ごく普通の道のり」となったのです。


最も重要な変数、「年齢」との向き合い方

データが最も明確に示しているのは、「年齢」と妊娠成功率の密接な関係です。これは、治療計画を立てる上で非常に重要な、現実的な地図のようなものと言えるでしょう。


  • 出産率は30代前半をピークに、ゆるやかに下降します。 1回の胚移植あたりの出産率を見ると、30歳で22.6%だったものが、35歳では19.8%、40歳では10.8%、そして43歳になると"4.2%"まで低下します。

  • 一方で、流産率は30代後半から上昇傾向が見られます。 妊娠に至ったとしても、流産してしまう確率は30歳で約18%だったものが、35歳で21.5%、40歳で32.6%、43歳では"47.3%"にまで高まります。


このデータは、希望がないという意味では決してありません。「いつ、どのような選択肢を考えるべきか」を示してくれることで、ご夫婦がより納得して計画を立てるための道しるべとなるのです。


データが示す「次の一歩」

データが示す「年齢による妊娠率の低下と流産率の上昇」。その最大の原因は、卵子の質の変化にあると言われています。これは、40歳を過ぎてからご自身の卵子で出産することが、統計上、難しくなっていくという現実を示しています。


まさにこの課題に対し、「卵子提供」はデータに基づいた科学的かつ論理的な解決策となり得ます。もし卵子の質が最大の壁であるならば、若く健康な卵子の提供を受け、その壁を乗り越える。これは感情的な「諦め」ではなく、「親になる」という最終目標に向けた、データに基づく賢明で勇気ある新たな選択肢なのです。


希望の結果:2022年に誕生した77,206の新しい命

これらすべての努力の先に、希望は確かに存在します。2022年、日本でART治療を通じて誕生した赤ちゃんの総数は77,206人でした。

これは、2022年に日本で生まれた新生児の約10人に1人が、あなたと同じように不妊治療の道を歩んだご夫婦から生まれたことを意味します。この一つひとつの数字が、希望の物語そのものなのです。


おわりに

JSOGのデータは、私たちに重要な事実を教えてくれます。不妊治療は今や多くの人が共に歩む道のりであること。年齢という現実と向き合い、計画を立てることが重要であること。そしてその計画の中には、「卵子提供」という科学的で合理的な次の一歩が存在し得ること。

このデータが、あなたの現在地を確かめ、希望を持って次の一歩を踏み出すための、信頼できる灯台となることを心から願っています。



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