その温かいお気持ちを、新しい命を待ち望むご夫婦へ。
あなたの想いを繋ぐ、凍結卵子・凍結胚提供プログラム

[重要なお知らせ]

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海外凍結胚の無償提供（譲渡）プログラム推進保留の背景および日本の不妊治療倫理規定に関するご案内

当社では、お子様を心から願うご夫婦のために、海外医療機関で保存されている凍結胚（Frozen Embryo）を無償で譲渡（Donation）するプログラムの導入を慎重に検討してまいりました。このプログラムは、不妊治療の解決策をお探しの方々にとって、金銭的負担なく大きな希望となり得ると判断いたしました。

しかしながら、現在の日本の医療界における厳格な倫理環境と法的な不確実性を考慮し、この無償提供プログラムの推進を一時的に保留することに決定いたしましたので、お知らせいたします。この決定は、参加者の長期的な安全性と倫理的責任を最優先に考慮した結果であり、ご理解いただけますようお願い申し上げます。

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１.保留決定の核心的背景：「無償」であっても乗り越えがたい壁 

本プログラムは、胚自体に対する金銭の授受を伴わない純粋な寄付の形で進められる計画でしたが、以下の通り、日本の胚譲渡に関する倫理規定および法的基盤の不在という根本的な問題に直面いたしました。

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日本産科婦人科学会（JSOG）の倫理的禁止：

JSOGの指針は、胚の譲渡および売買を明確に禁止しています。当社のプログラムは金銭的対価を伴わない寄付でしたが、「第三者への胚の引き渡し」という行為自体が、日本の医療界の公信力が許容しない倫理的境界に位置しています。

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法律の空白と親子関係のリスク：

 無償提供であっても、胚提供によって生まれた子の法的親子関係を確立する明確な法律が存在しません。当社では、不妊のご夫婦とお子様に発生し得る法的混乱および人権問題を防止するため、法的基盤が整備されるまで進行を保留いたします。

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２．現在利用可能な倫理的な不妊治療解決策のご案内 

当社では胚譲渡プログラムは実施しておりませんが、法的・倫理的な問題なく現在日本で利用可能な不妊治療の解決策に関するご相談は引き続き提供しております。

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卵子凍結サービス：

将来の妊娠のための女性の卵子凍結（Egg Freezing）および保存サービスに関する詳細情報とご相談を提供いたします。

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その他の不妊治療相談：

不妊の原因検査および現在の法的枠組み内で可能なその他の生殖補助医療に関する専門的な情報は、ブログを通じて掲載してまいります。

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３．NOVASEEDの約束：倫理的責任の最優先 

当社は、対価を伴わない胚提供が持つ人道的な価値を尊重いたしますが、参加者の長期的な安全性と社会的・倫理的責任を最優先とすることが、不妊治療専門機関としての義務であると判断いたしました。日本国内での法的議論が明確な方向で確立されるまで、当該プログラムの推進は困難であるという点を改めて確認し、ご理解いただけますようお願い申し上げます。

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